外部受験で旧帝の大学院に合格しました。
私の進学先は、旧帝大学の(東大・京大ではない)の電気系です。
本記事では、私がどのようにして外部大学院に合格したのかを紹介します。
理系や工学部以外には当てはまらない部分もあるかもしれませんが、これから外部院試に挑む方の参考になればと思い、自分の経験をすべて公開します。
- 大学院に興味がある。
- 外部から大学院に進学したい。
- 勉強スケジュールを知りたい。
ConoHaは学割も使える
投稿者のプロフィール

初めに私の周辺情報を公開します。
- 普通科高校出身
- 地方国立(2次試験に英語無し)
- TOEIC650点(提出)
- GPA2.9弱(落単経験なし)→低い
- 資格:電験3種、教員免許
見て分かる通り自慢できる成績ではありません。TOEICもGPAも低く、指導教員からも旧帝大へ外部進学を目指すような成績ではないと思われていました。
大学4年生のとき、Noteや個人ブログで合格体験記を見ているとTOEICが低くても700点ばかりで、安心したいために600点台で合格した記事を探していました。(そんなことしても自分の成績が上がるわけでもないのに…)
そんな私ですが希望通りの研究室に進学しました。
今後受験する皆さんが、自分も挑戦できると思ってもらうために意を決っして書いたのでぜひ挑戦してみてください。
なぜ、外部大学院を決めた?

大学院の外部受験を考えている人が本記事を読んでいるとは思いますが、モチベーションになるために書きます。
学部卒業後、理系には「就職」「内部進学」「外部進学」の3つの選択肢があります。
自分が外部院試を決める前は、学部卒で就職しようと考えていました。
「あと2年学生をやるとお金がかかる」「学費に対して見合うメリットがあるのか」と感じ、院進するメリットが思い浮かばなかったからです。そこで就活を有利に進めようと、電験3種の勉強を授業中・テスト期間中もしていました(その結果、GPAはかなり下がりました)。

外部で推薦で行こうと思う人はGPAが必要です。
最低でも3.0、理想は3.4~3.6以上は獲得してください。
資格を持っているのにそれでも最終的に院進を決めたのは、教授との面談や3年冬の進路説明会で就職か進学か選択するタイミングで以下の要素が重なったためです。
その時に、就職すると言ったらもう遅いと言われました。「旧帝院生」その響きのカッコよさもあり外部進学いいかなと思っていました。
地元から近い旧帝の研究室HPを見ていたときすごく惹かれる内容に出会い、研究室訪問で絶対に所属したいと思いました。
- 研究に対する意欲が強い。
- あと2年間学生としての猶予(モラトリアム)がほしい。
- 大手企業に就職できる。(主に理系の場合)
- 今よりも都会に住みたい。
上記の要素一部は邪な考えにみえますが、旧帝の内部生でも研究第一の人は少ないです。
進路を考えているときに、就活の出遅れ、研究の興味、学生しながら作品を発表、旧帝生のすごい人に出会うなどで外部進学を決めました。
実際に旧帝大学院生になってみて、前の研究室ではできなかったSPICEのシミュレーションやCAD設計、回路製造などができています。また、学会で口頭発表は何度もし研究に熱中できます。
また、計算機サーバーの保守を担いITのスキルを身に着け、研究留学に推薦されるなど貴重な経験ができています。
一方で、研究は終わるまでやらないといけないので徹夜もします。(自分は二徹しました)
今の時代社会人の方が楽だと思います。(OBも同じ意見)そのため遊びたくて学生のモラトリアム期間として考えるのは難しいでしょう。
大学院受験の基本情報

大学院は落とすための試験ではないです。
しかし、定員(研究室受け入れ人数)を超過していると容赦なく落とされてしまいます。
院試は情報戦というほど情報集めが重要です。
本記事は、皆さんが気になる疑問の概要をまとめます。
大学院の併願校数は?
内部進学は1校だけの受験で済みますが、外部生は「自分の大学+本命1〜2校」の合計2〜3校を受けるのが一般的です。個人的には3校も対策しきれない印象です。
旧帝・東工大を除けば、自大学院は倍率1倍程度のことが多く、落とされるケースは少ないです。

自大学院は前日に過去問を見ただけで受かりました。
再現性のある方法ではないので、真似はおすすめしません。
併願校が多いと受験料(1校あたり約3万円)がかさむため、外部生は2校に絞るのがおすすめです。
何点取れば合格?
多くの大学院は点数を開示しないため、「正解」と言えるボーダーはありません。
研究室訪問した先輩は「大学受験と同様に6割」、現在の指導教授は「5割」、院試発信をしている人は「7割」と、回答者によって差がありました。
以上をまとめて私の意見は、筆記試験は6割取りたい。
5割がボーダーで受かるけど、希望の研究室に行けないかも?
人気な研究室(ノーベル賞(&その候補)、OBの大手就職実績が高い)や東大、京大は、
倍率が高いので7割目標という感じです。
大学院試験は運要素が強い
皆さんが経験してきた、高校入試・大学入試は倍率2倍や3倍の世界で戦ってきました。一方で大学院入試の場合は1倍程度ですが、注意が必要です。
研究室に所属してから知ったのですが、定員4枠を6人で争っていました。(内部生が5人と外部から私ともう一人)さらに同期の2人は院試免除なので、2枠を4人で競っていたそうです。この時点で倍率が2倍ですが、内部生2人ともう一人の外部生という熾烈な席の奪い合いをしていました。
一方で、一つ下の後輩は3人配属されて定員は4枠でした。そのため、試験の合格者定員に入り込めば、定員割れしているので配属はほぼ確実でした。
このように、私の経験上取らないといけない点数は運要素が高く、私の時は7割・8割ないと落ちたでしょう。一方で、後輩たちの時期では5割切っても受かったかもしれません。
TOEICは何点取ればいい?
T外部生の合格体験記を読むと700〜800点を取っている人が多いですが、600点でも旧帝に合格できます。化学系で600点で合格した話も聞きますが、+50〜100点(750点前後)はあったほうが安心です。機械・化学系は特に英語を重視している印象があります。
院試はTOEICのほうが話題になりやすいですが、実際はそこまで気にしなくて大丈夫です。
理由は、英語の配点は100点としているところが多く満点990点を比例分配して考えると、
600点で60.6点。700点で70.7点です。
差はわずか10.1点で、これは筆記試験の計算ミス1つで挽回できる差です。850点を満点換算とする大学院であれば、差はさらに小さくなります。つまり、TOEICを100点上げるために筆記試験の勉強を削るのは本末転倒です。
私が研究室訪問した時に私と同じ650点だった先輩は、面接で「英語低いね〜」と言われたそうですが、私は英語について何も指摘されませんでした。内部生・外部生で対応が違う可能性や、筆記試験の出来具合が影響している可能性があります。研究室訪問では「TOEIC700点なければ落ちる」と言われることもありますが、600点でも十分に巻き返せます。
注意しないといけないのは、TOEICの有効スコアは2年前から5月実施分の試験までのような条件があります。これは、募集と提出書類が試験開始2か月前ぐらいにあり、TOEICの原本スコアの到着も時間を要するからです。
大学によって4月までもあれば、筆記試験日に提出でそれまでに持ってくれば良いもあります。いずれにせよ、早めに600点を超えることが賢明です。

私は大学3年生の12月〜1月ごろから問題集を解き始めました。英語が苦手で時間がかかり、研究室訪問したとき、TOEICはの有効スコアは5月分の試験までという話を知りました。
旧帝の大学院であれば700〜750点ほど必要と言われることもありますが、旧帝大の人は680点前後や、600点ちょうどの人がいました。博士号を取得した人でも650点だったという話も聞きました。
TOEICは大学2〜3年生、大学院に進学することを決めた人は早めに受けておくのがおすすめです。
GPAはどれくらい必要?
海外大学院は高いGPAが必要ですが、日本の大学院で筆記試験に挑む場合はGPAは不要です。一方で、高いGPAを持っている人は推薦入試に挑戦することも手です。
理由は、内部生も成績が良くないと院試免除にはならないためです。そのため、成績が高く・研究を頑張ってきた人は推薦で出してもよいでしょう。

院試免除は枠があり内部生でもあふれたという話を聞きます。かなりの激戦なので私の意見では無難に筆記試験にした方が良いという気持ちが強いです。
ガクチカづくりはブログ運営がおすすめ!
就活ではガクチカ(学生生活で力を入れたこと)が重要です。
- バイト
- サークル活動
- 勉強
- 研究(大学院生)
これらガクチカでも評価はされますが、
ライバルよりも一目置かれるためにはブログ運営がおすすめです。
現在、多くの企業はホームページやSNSアカウントを所持していて、
Webマーケティングスキルに長けている人材はとても重宝されます。
ConoHa WINGならブログに必要なレンタルサーバーを月額1000円で借りることができます。
さらに、ConoHa WINGは長期契約するほどお得(月額660円)になり、格安なのに表示速度は他社のサーバーよりも速いです。
学生であれば学割が適応されます。
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大学入試と大学院入試の違い

大学入試は、倍率が高くて採点基準が厳しいです。出題する問題は各大学で傾向はあるものの出題内容は全く違います。その一方で参考書が豊富で教科書読めば理解もできます。
大学院入試は、大学入試の全て逆だと考えてください。
倍率が低く別大学院でも入試問題が似ています。年度によっては問題を使いまわすこともあります。
しかし、参考書がなくて教科書を理解しようと読んでも全く内容が理解できないことがあります。
授業でも教科書を全てやることは無いです。
このことから大学院入試は、過去問から始めると効率的に勉強できます。
過去問入手方法
過去問はどのように手にいれるか?
- 大学ページ
- 郵送
- 事務受け取り
いずれも5年ぐらいしかないです。
私が受けた試験では、20年前に1度だけ出た類題や前年の類題が出題されました。そこで過去問を15〜20年分まで遡って入手したことで、本番でも落ち着いて解答できました。
過去問入手の正攻法は研究室訪問です。研究室には発足から前年までの過去問が学生間で保有されていることが多いので、進学したい意志を強く伝え、過去問を流出させないことを約束したうえで譲ってもらいましょう。
過去問には解答がついていないことが多いです。研究室によっては解答も共有してもらえますが、間違っていることもあるので、写経して「分かった気になる」のは危険です。
勉強計画

ボーダーが分かったら、逆算して勉強計画を立てます。大学院入試は「落とすための試験」ではなく「研究する知識があるかを問う試験」なので、過去の傾向が強く出ます。
大学受験のように教科書中心で勉強するのはNGで、過去問中心+分からない箇所を教科書で補うのが効率的です。
大学院試験は、いつから勉強を始める
内部生はGWごろから意識し始める人が多いらしいですが、外部生はいつから始めるべきか?
前提として、多くの大学院試験は「基礎」・「専門」の大問3つを解答します。
20年の大問6つ分、計120問。2周して、解けなかった問題を追加1周したいので、240問以上あります。
さらに、本番で解かない問題も勉強すると勉強する大問数はそれ以上になります。
1日1題では240日となるので、8か月以上かかってしまいます。
さらに2周目に入るときには、8か月前の問題を覚えているはずがないです。
おすすめは、1周目は解答づくりで、基礎・専門の1題ずつを60日かけて解答づくりをします。
このとき、同時にTOEICの勉強をします。自分はこの時まだTOEIC完成してなかったので勉強してました。
2周目は、本番想定で1年分を20日かけて解いて、自作した模範解答と照合します。
3周目に入る前に、分からない問題や過去問に出てこない分野を教科書・問題集で1か月かけて勉強します。
3周目は、分からない問題をできるようにします(見積もり10日)。
このとき、どうしても分からない問題は、別ノートでまとめると効率的に理解できます。
筆記試験にかかる時間は、4か月かかります。
8月に試験があるので、遅くても試験勉強は4月から始めます。
しかし、TOEICの勉強、研究室のコアタイム、バイトなど予定が計画通りに進むことはないので、それよりも前に勉強を始める必要がありそうです。

上記の通り私は過去問を3周しました。1周目の解答づくりは特に大変です。(自分の場合は先輩から解答集をもらいました)解答集がない・もらえない場合は自分で解答集を作る必要があります。
4年間の集大成となる試験なので、3年前の内容などは忘れてしまっています。
まずは自分の大学の講義資料や過去の課題・テスト問題を解き直して、内容を思い出して力をつけることが大切です。
計画通りに進まないことも当然あります。YouTubeを見てしまったり、研究室の必須時間やバイトがあったりするので、休みの日にしっかり調整できるよう日程を組むことが大切です。
一方で、やらなくて良かったのは過去問の解き過ぎです。
何周もやりすぎると「答えを暗記する」フェーズに入ってしまいます。本試験で同じ問題が出ることもありますが、丸暗記は良くないので、限られた時間の中で解きすぎるのは避けた方が良いです。
そのため、時間が余る場合は今年度出てきそうな単元を対策しておくこともよいです。例えば数学で言うとマセマシリーズで問題文を読み、解法が全く思いつかないところをできるようにしておくと本番高得点が狙えます。
筆記試験の勉強時間の目安
上で書いた計画を、工程ごとにまとめると次のとおりです。
| 工程 | やること | 目安の日数 |
|---|---|---|
| 1周目 | 基礎・専門の1題ずつ、解答づくり | 60日 |
| 2周目 | 本番想定で1年分を解き、自作の解答と照合 | 20日 |
| 補強 | 分からない問題や過去問に出ない分野を教科書・問題集で勉強 | 約30日 |
| 3周目 | 分からない問題をできるようにする | 約10日 |
合計は約120日で約4か月です。試験が8月にある大学なら、遅くとも4年生4月には始める計算になります。試験の日程や科目は大学ごとに違うので、志望校の募集要項で必ず確認してください。

私の勉強期間は約120日で、1日に使える時間は約14時間(睡眠や食事などの10時間を除いた残り時間)でした。休憩などをはさんでも、実際の勉強は1日10時間はしていました。単純に計算すると、1,200時間以上になります。
私の場合は所属していた研究室の関係で「勉強に専念してください」と言っていただけたため、研究室には行かず、ずっと勉強に集中できましたが、ふつうは研究もしながら院試もやると思います。
また、自分は大学の講義で扱っていなかった科目が試験に含まれていたため、それを独学で基礎から勉強するのにかなり時間が必要でした。このような状況の人はいると思います。
研究室のコアタイムやバイトがある人は、これより長い期間を見込んでください。
今からできること

4月から勉強すれば、間に合うと言いましたが、かなり過密なスケジュールです。
過密スケジュールを避けるために今から勉強や行動できることは終わらせておくべきです。
TOEICの勉強
まずは、TOEICを片付けることを薦めます。
600点取れば受かると言いましたが、700点持っていると安心です。
600点、700点を既に持っている場合は、現在から+100点取ることを目標に勉強をして下さい。
自分の大学の講義資料で基礎固めの勉強
過去問から始めるのが効率的とはいえ、固有値の計算・対角化・微分方程式などの基礎が抜けていると過去問に入れません。
まずは自分の大学で単位を取るために使っていた講義資料・課題で基礎を固めましょう。
出題範囲は前年の募集要項やブロガーの発信から確認できます。

自大学の講義資料は非常に役立ちます。
受験する大学院のレベルが違っても扱う内容は大きく変わりませんし、大学レベルの専門知識は問題のパターンが決まっています。まずは自分の大学で使った講義資料や課題に取り組んで復習することをおすすめします。
研究室訪問
自分が研究室訪問したのは3年の3月。春休み期間で行きました。
実験・授業があるので、休みの期間で行くことがおすすめです。
2月は大学試験や卒論があるので、避ける方が親切です。
教授側から断れてしまいます。
所属してから感じたのは、3月は学会期間で院生(M1)は忙しいです。研究室訪問したとき、M2や博士修了した方もいましたが自分がM1のときは卒業する先輩は3月ほとんど研究室に来なかったです。
このように、先生は対応してくれても学生が話せるか微妙です。
まとめ
4月に研究室に所属しますが、配属先の研究室が転出NGやコアタイム厳しい場合があります。
どこの研究室が外部大学院に寛容なのかは、授業のスタイルや同期や先輩からの噂で確認する必要があります。
最後に、私が実践したスケジュールの目安をまとめます。
- 4月までにTOEICが取れていない場合:集中的にTOEICを勉強する
- 5月:TOEICと筆記試験を1:1程度の比重で勉強する
- 6月以降:筆記試験のみに集中する
外部院試は情報戦です。今回紹介した併願校数・目標点・過去問入手方法・勉強スケジュールを参考に、自分なりの計画を早めに組み立ててみてください。
志望する大学院ごとに、TOEICの配点の変更など最新の情報が変わることがあります。募集要項で確認してから、計画を立てましょう。
ConoHaは学割も使える






