【Mac離れ?】クリエイターや開発者はMacに満足しないのか?

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PCは、大学やビジネスには必要不可欠な機材で、
Windows、Macどちらを使うのか議論が白熱しています。

大学になると、自分専用のパソコンを買う必要がありますが、
ほとんどWindowsを推奨されます。

著者の体験談
著者の体験談

大学の生協が販売しているノートパソコンはWindowsで、授業もwindows基準で進められる。


Macbookで授業に参加する人もいますが、
授業で配布されるexeファイルは、Windows限定でMacでは動かすことができません。
Macでもexeファイルを稼働させる方法はありますが負担がかかるので、
自己責任かつ自分でやり方を調べて対処していました。

一方で、動画編集を生業としているYouTuberやプログラマー、イラストレーター、作曲家はMacを使用しています。

むしろwindowsを使用している人がいないほどにMac人口は多いです。

以上を踏まえると、
読者の中にもWindowsとMacではできることが異なると思う人が多いでしょう。

Winとmacの分布

学問やビジネスでは、Windows。
クリエイティブでは、Mac。

StatCounterの調査によると、Windowsのシェア率が2009年では92%前後でしたが、
現在は60%~70%前後と減少する一方で、Mac(X OS)のシェア率は上昇しています。

各企業もWindows派とMac派に分かれていて、
入社した企業がMacを使用している環境が増えてきてます。

最近では、Macの操作方法も情報があふれています。
今までは、様々なOSが台頭していてどちらを選べばよいか悩むでしょう。

WindowsかMac、それともiPadなのか。その人に最適なデバイス選びを紹介しています。

クリエイターや開発者は、なぜMacを使うのかという疑問とともに、
噂ではMac離れしているともいわれています。

本記事では、macとWindowsを比較してどちらを使うべきかを考察します。
さらに、個人的な意見としてプログラマーはMacを持っておくべき理由を提示します。

本記事は次の人におすすめ
  • WindowsとMacどちらを買うか迷っている。
  • クリエイターや開発者のMac離れについて知りたい。
  • Macが必要な理由を知りたい。
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WindowsとMacのスペック・価格比較

PCを選ぶ上で大切なことは、スペック・価格です。
スペックが高いほど、ネットサーフィンや創作活動が快適に行えます。
しかし、高スペックなほど価格が跳ね上がります。

値段に関わるスペックは、「CPU」・「メモリ」・「SSD」の3つです。
「GPU」もありますが、ここでは省略します。

高性能なPCが欲しい。
しかし、できるだけお金はかけたくない。

コスパを求める場合、多くの人は次の性能を基準にパソコンを買うことをおすすめします。

OSWindows
ノート
CPU最新ミドルレンジCPU(Ryzen5・core i5)
メモリ8GB→16GB
SSD256GB
価格7万円

例えば、ウェブ検索や動画鑑賞、プレゼン、文章作成がメインという場合、
ローエンドCPU(Ryzen3・core i3)でメモリは8GBでも賄えます。

一方で、Stable Diffusionを使ったAIイラストやFPSのような高負荷ゲームの場合は、
ハイエンドCPU(Ryzen7/9・core i7/9)でメモリの増設、GPUを搭載する必要があります。

PCは使用用途によってスペックを変化させるべきですが、
ほとんどの人は、ミドルレンジCPUで快適にパソコンを使えます。

さらに、動画編集やプログラミングも止まることなく動かせます。

しかし、8GBだとマルチタスクができないので、
メモリを8GB増設して、メモリ2枚のデュアルチャンネルのPCを使用しています。

自分でメモリを増設方法をまとめています。

2022年夏頃はこのスペックで7万円を切っていました。
しかし、現在(2024年)の傾向はメモリがデフォルトで16GBのデュアルチャンネル化していて、
SSDも512GBになり、7万円から8万円の間になりました。

調べながら作業をするプログラマーや重いソフトを実行するクリエイターは16GBにするべきです。
以前のPCは、16GBのメモリとハイレンジCPU(Ryzen7、Core i7)でしたが、
現在は16GBがメジャーになりました。

ハイレンジCPU搭載のPCは、13万前後です。

同等のスペックを持ち合わせたMac

では、前述した性能を持つWindowsをMacbookにすると、価格はどうなるか。
現在販売されているMacBook Airの性能を示します。

OSmac
CPUM3
メモリ8GB
SSD256GB
サイズ13インチ/15インチ
価格164,800円/198,800円

MacbookのCPUは、1つのみでおよそハイレンジCPUに相当すると言われています。
また、価格も変動しません。

Macbookは、分解ができないので自分でメモリ、SSD増設は不可能です。
メモリを上げたい場合は3万円でグレードアップできます。

Macminiのメモリ増設は、パーツを分解する必要があるので難易度は高いです。
参考:「Macのメモリ増設

性能は秀逸ですが、その分高額です。

ビジネス・学問はWindows、クリエイティブはMacのイメージは本当か

初めに述べた「ビジネス・学問はWindows、クリエイティブはMac」というイメージですが、
これは、事実なのか。答えは、半分否です。

ビジネスでのOS

現在の日本の企業は、Windowsが多いですが、続いて、iOS、MacOSとなります。
つまり、現在のビジネスでは、どちらのOSも混在しているといえます。

参考サイト:「大企業で人気のOS(オペレーティングシステム)ランキング

業務で使うMicrosoft Officeや多くのビジネスソフトウェアがWindows向けに最適化されています。

さらに、カスタマイズ性やシステムの互換性が高く、特に大企業やビジネス向けに広く採用されます。
企業全体でシステムを導入する際は、コスパも重要なので、Windowsが強いです。

Mac専用のMicrosoft Officeがありますが、
その他のwindows専用のソフトウェアと互換性が問題になります。

一方で、プレゼンテーションやマーケティング、クリエイティブ系の職種などデザイン重視のビジネス環境ではMacが好まれる傾向があります。

学問でのOS

では、学問はどうでしょうか。

多くの学術ソフトウェアがWindowsで動作するため、学問・研究分野ではWindowsが広く使用されています。

特に理系の場合は、Windows向けのシミュレーションツールや専用ソフトが多いです。
macで使えるソフトはWindows以上にありません。

しかし、私が所属する電気電子工学科では、研究の分野によって使用するOSが顕著になっています。

分野別の使用OS
  • 情報や通信、プログラミング系→Mac
  • 半導体のような材料系→Windows

情報や通信、プログラミング系の先生が担当する授業や実験では、
Macで授業が進んでいきます。シミュレーション系の研究をしているとMacが特に多いです。

著者の体験談
著者の体験談

Macで授業をしても、Windowsの操作を指導してくれる。
大学はWin一択。研究室で変わるかな。

一方で材料系の研究をしている先生方は、Windowsが多いです。
シュミレーションではなく装置を使って研究を進めるためパソコンを使わないからでしょう。

2つのOSが同じ学科に半分ずつ混在しているので、学問ではWindowsということはありません。
しかし、理系はまずWindowsが使いやすいです。

ただし、PCやITの研究者は、Macを使っている人が多く、
研究室からmacで指導されることがあります。

クリエイティブでのOS

ビジネス・学問ではWindowsということはないと分かりました。
さて、クリエイティブなことはMacが優性かどうか考えていきます。

個人的には、こちらも、半分否だと考えています。

プログラミング

本サイトで紹介している「Unity」・「Python」・「フロントエンド」・「Flutter」は、
Windowsで動かしています。

もちろん、同じソースコードを入力するとMacでも実行可能です。
しかし、Tesseractを使う場合はWindowsとMacで異なります

Pythonで画像から文字を抽出する方法

通常Pythonのパッケージをインストールする際は、
Windowsの場合はコマンドプロンプト、Macの場合はターミナルを使用します。

しかし、Tesseractに関しては、外部からexeファイルをインストールする必要があります。
Macの場合は、Brewをインストールすれば、pipで文字を画像抽出可能になります。

brew install tesseract
pip3 install pytesseract

Pythonに関しては、Macの方が取り扱いやすい部分があります。

一方で、Windows向けのソフトウェアを作る場合は、Windowsで開発をします。
さらに、グラフィック重視のゲーム開発ではGPUが必要です。

カスタマイズ性の観点からゲーム開発もWindowsの方がしやすいです。

動画編集

動画編集は、以下に示したように無料で使用できる動画編集ソフトがあります。

無料動画編集ソフト
編集ソフト対応OS
DaVinci ResolveゆっくりMovieMaker両方
iMovieFinal Cut Pro XMac
AviUtlWindows

中でも、DaVinci ResolveはどちらのOSで使用可能で、かなり質の高い動画が作成できます。

直感で操作できるAviUtlやymm4よりも使いにくいですが、
情報が多いので困ることはありません。

ただし、DaVinci Resolveは、ミドルレンジCPUでも使用できますが、
挙動が不安定で動きがカクつきます

動画クリエイター御用達のFinal Cut Proは、Apple限定の動画編集ソフトで、
45,000円です。
直感的に操作できるようなUIUXで非常に人気です。

趣味の動画作りではなく、副業や毎日投稿する人はMacかハイレンジCPUがおすすめです。

イラスト

デジタルイラスト、漫画を作成したい人は「CLIP STUDIO PAINT EX (クリスタ)」の使用一択です。

クリスタをしようするときmac・Windowsどちらにも使用できます。
操作方法も変わらないので、使いにくいということはありません。

mac・Windowsどっちにしようか迷う場合は、ハードウェア(周辺機器)や予算に応じて選ぶとよいでしょう。

描画用のペンタブレットやディスプレイタブレット、左手デバイスなどは、
Mac非対応なものもあります。

一方で、MacのRetinaディスプレイは色の再現性が高く、
イラスト制作やデザインの細かい部分で有利です。

いずれのOSでも、クリスタを快適に使えるので、自分が使うパソコンを使えば大丈夫です。

作曲

作曲は、無料で使用できるDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)があります。

無料DAW
DAW対応OS
Cakewalk by BandLab両方(Winのみかも?)
GarageBandLogic ProMac
DominoWindows

有料ソフトの場合は、どちらでも使えることが多く、
DAWの場合は、ピアノやベースなどの音源、EQなどのプラグインもどちらも対応している場合が多いです。

音楽の方向性という言葉があるように、使用するソフトでどのような曲に向いているかなどがあります。
ソフトによっては使えない機能があるなど奥の深い世界です。

音楽制作においてMacは長い歴史があり、特にLogic ProなどMac専用ソフトは高く評価されています。

クリエイターのmac離れ

前項で、ビジネス・学問はWindows、クリエイティブはMacのイメージ上の話で、ビジネスだろうが、創作活動だろうが、関係ないと述べました。

しかし、「クリエイターのMac離れ」という話が浮上しています。
この意見は主にゲーム業界で活躍するプロクリエイターの方のもので、GPU・グラフィックボード(グラボ)に関してWindowsの方がカスタマイズ性が高いので、自分に適した性能やコスパの面で優れているために浮上したと考えられます。

現在のMacの性能は向上しているため、クリエイターのMac離れという風潮は薄れています。
コスパの面ではWindowsの方が良いですが、Macの秀逸なフォントの質からデザイン業、印刷業をされるクリエイターはMacを好む傾向があるでしょう。

したがって、クリエイターがMacを使っても不利になることはありません。
各自の目的と用途からOSを判断するべきです。

参考:「意外にもクリエーターに不人気のアップル、立ちはだかるエヌビディアの壁を崩せるか

WindowsとMacどっちを選べばよいか?

ここまで、両方のOSに差はないことが分かりました。
では、購入はどちらを選べばよいか?
私の意見としては、WindowとMacOSどちらも購入が最適解です。

どちらか1つというとWindowsと言います。
ただし、プログラマーとしてお金をお金を稼ごうとするならば、Macが必須になります。

なぜ、Windowsを進めるのか?

Windowsはシェア率が非常に高く、万人向けのスペックであれば価格も手ごろです。
個人的にはWindowsに軍配が上がります。

シェア率の高さは、情報量の多さを意味しています。
したがって、Windowsで使い方の分からないツールやトラブルに遭遇した時に、
ネット検索ですぐに解決します。

また、学校での教育の現場や職場で使用するOSは、Macが増えつつもやはりWindowsの独壇場です。

Macユーザーの学生は、先生がMacを使ったことがないと自力で何とかするようにと指示されます。
一方で、Windowsの学生は、分からないことは先生がしっかりとサポートしてくれます。

逆にMacを使用する先生の場合でも、Windowsユーザーにも手厚く指導してくれます。
(大学がWindowsを指定しているため)

WindowsとMacでは操作性が違い、キーボードで操作するショートカットキー(Apple製品ではコマンドキー)が違います。

Macに乗り換えると、キーボード操作を新たに覚えなおす必要があり、
使いこなすには時間がかかります。

日ごろから使い慣れている点でもWindowsを使うことが無難です。

なぜWindowsユーザーもMacを使わないといけないのか?

しかし、Windows最強というわけではなく、Macにしかできないことがあります。
それは、Macの方がWindowsよりもビジネス、ユーザー獲得に大きく有利になります。

ビジネスはWindowsとMac有利は違うと否定しました。大企業は、Windowsを使う傾向があります。
しかし、クリエイティブなことでビジネスを考えるならば、Macを持っていないといけません。

iPhoneやiPadのアプリ(ios)の作成はMacのみの特権です。
Windowsでは、iosアプリの作成はできません。

正確に言うと、Windowsでiosアプリのビルド(アプリ化)することはできます。
しかし、Windowsでは最終段階の「App Store」にアプリを出品することができないです。

日本のappleシェア率

電車の乗客、ショッピングモールやレストランなどの公共の場で見かける人たちはほとんどがiPhoneを使っています。

GooglePixelも人気なので、スマホは混在してますが、
タブレット市場はiPadが独占しています。

教育の場でもApple製品が使用されて、
小学生から高校生はiPadを使った授業が当たり前という環境です。
さらに大学の学生はiPhoneとiPadの二刀流で授業に参加しています。

こんなにもAppleは皆に愛されていますが、
いったいどれほどの人がAppleユーザーなのか数値で見ます。

スマホーiPhoneシェア率

AndroidとAppleの全体のシェア率は一進一退で、50%を前後しています。
一見、AndroidとiPhoneどちらも変わらないように感じます。

しかし、シェア率を年齢別でみると話が変わります。

年代別にみると、iPhoneは女性10代(n=157)が最も多く84.1%、次いで女性20代(n=835)が70.2%、男性10代(n=157)が70.1%、男性20代(n=872)が57.0%となった。
Androidは、女性60代(n=777)が最も多く64.1%、次いで男性60代(n=743)が60.3%、男性40代(n=1,213)が58.0%、男性50代(n=1,047)が57.0%となった。

MMD研究所

つまり、高校生、大学生や新社会人に該当する10代、20代は、iPhoneの利用率が高いです。

年代別スマホシェア率、使用時間

年代別でiPhoneとAndroidに差があることが分かりましたが、
このことがどんな影響を与えるのでしょうか。

次は年齢別でスマホ利用時間に注目すると、

スマートフォン利用時間を性年代別で見ると、男性の10代(n=113)~20代(n=259)が「3時間以上4時間未満」、30代(n=286)、40代(n=352)は「2時間以上3時間未満」、50代(n=296)は「1時間以上2時間未満」、女性の10代(n=110)が「4時間以上5時間未満」と「10時間以上」が同率の結果

2020年版:スマートフォン利用者実態調査

つまり、年齢が低いほど、スマホの利用時間が長いです。

スマホの利用時間が長いことは、それだけ何かしらのアプリを使っている時間が長く、
iosアプリを開発にも視野を広げなければならないことは明白です。

タブレット-iPadシェア率

スマホとパソコンでは不向きであるポイントをカバーし、
中立に君臨するタブレットは、appleが過半数を有し、今後も多くの人から愛されることでしょう。

「BCNランキング」によると、タブレット端末市場でiPadの一強状況が続いている。22年1月のタブレット市場全体のうち、iPadシリーズは販売台数で62%のシェアを占める。一方のAndroidや他のOSタブレットは38%しかない。

iPad一強のタブレット市場で、実に40社以上が「iPad以外」のパイを争奪!

iPadはスマホのように何かを調べるために使うことは少ない傾向があり、講義のノートを取ったり、書籍やマンガを読んだりとSafariとは違った純正アプリ以外を必ず使うため、タブレット向けアプリの開発はユーザー獲得に必須です。

まとめ

ビジネス・学問はWindows、クリエイティブはMac

という考えはあまり実在せず、MacOSは、クリエイティブなビジネスには必ず必要になります。

Apple製品はアンドロイドと比べて、apple製品は高いですが、やはりiPhone・iPadは不動の人気を保持し、シェア率が低下することはないでしょう。

さらに、パソコン離れが多く、パソコンよりもスマホやタブレットがメインという人は多いです。

今後、アプリの開発をするエンジニアやプログラマーなどクリエイターはiosアプリを視野に入れなければ、大きく出遅れることになります。

iosアプリ開発のためにMac購入を検討するべきです。

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