【大学院】外部生は推薦(筆記免除)ではなく一般試験にした方が良い

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大学院に入学する方法として、
筆記を免除された推薦枠(面接のみ)と筆記試験枠の2つがあります。

他にも社会人枠、留学生枠がありますが、
多くの人が推薦枠か筆記枠で大学院を受験するでしょう。

学部生の中には、他大学への大学院に進学しようと考えている人がいるでしょうが、
外部生の場合、受験方式は推薦を避けて、筆記試験を受けた方が良い理由を述べていきます。

あくまで、私の考えなので1つの意見として受け入れてください。

本記事は次の人におすすめ
  • 大学院を受けようとしている外部生
  • 推薦(筆記免除)を検討している人
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そもそも募集の枠が少ない

外部大学生からの推薦(筆記免除)枠を設けていない大学さえあります。
しかし、旧帝・東工大(A日程)は外部生にも推薦枠が設けられています。

ただし、内部生と外部生いずれ枠が少ないです。
外部生と内部生が分かれている場合は、特に外部生枠が限られています。

筆記免除の対象者は、GPAと(TOEICのスコア)から選抜されます。
自分が通う大学では3.0で上位にいても、世の中にはGPA3.8の人が存在します。

GPAは、大学や先生のルールなど私情によって変動します。
GPAは出願資格を得た程度に過ぎず、面接で研究できる素養があるか判断されます。

したがって、外部生はGPA3.4~3.5以上ない場合は、筆記試験を受けましょう。

筆記試験免除選抜の検定料3万円程度を払います。
このとき、落ちてしまっても、追加で払う必要はありません。
しかし、すべての大学で適用されるわけではないので、無駄にする可能性があります。

TOEICのスコアが要求される

GPAは大学によって異なり、
さらに、判断となる試験も勉強をすれば3.0後半を取ることもできます。

出願時、GPAの他にTOEICのスコアの提出を要求されます。
このとき、TOEICの点数が低いと他の大学生よりも不利になります。

加えて、TOEICが低いと面接で「この英語力では論文読んだり、学会参加苦しいよ。」
というように圧をかけられる可能性があります。

一般的に、TOEICのスコアは700点が平均といわれていますが、
これは筆記試験の平均スコアです。

TOEIC600点台でも受かる方法を紹介しています。

推薦の場合は優秀者が集まっているので、+100点が最低ラインといえるでしょう。

第1志望の研究室しか受けられない

筆記試験免除選抜を通過して、推薦対象者となったとします。

推薦は、どうしてもこの研究室で研究したいということを示しています。
B4の時に所属していた研究室、言い換えれば第1志望の研究室に進むことを意味しています。

旧帝大の場合、筆記試験を受ける人は、配属希望研究室を第3志望~第8志望まで意志表示できます。
しかし推薦の場合は、受け入れ拒否された時点で大学院に通えなくなります。

院試の合格点はさまざま議論されていますが、
6割は欲しい5割でも受かるけど希望の研究室は無理
東大・京大、人気な研究室は7割必要です。

筆記試験で、各大問の半分まで解けば、試験を通過できることでしょう。

学部生時代に自分の研究成果が評価されていると、大歓迎でしょうが、
研究1年目の学生が数十年の研究者を唸らせることはないです。

教授からの質問攻めに答えられない

筆記試験者の面接は、筆記試験で合否が決まります。
したがって、筆記試験の面接は、顔合わせ程度のものです。

筆記試験者の面接
  • 筆記試験について
  • 志望動機
  • 博士課程の進学意志
  • 併願先(特に外部生)

一般試験は、GPAは考慮されないので本当に実力勝負です。

推薦入試は、筆記試験満点に相当とみなせるので、
「筆記免除の資格を有した方がお得!」と考える人がいますが、
個人的な意見として、それは間違いです。

Noteの外部院試の体験記を見ると、
筆記試験者はほぼ全てが合格ですが、
推薦の場合は、不合格の人も半分います。

前提として、大学院を変えることはイレギュラーで、地方旧帝では全体の20%です。
試験を受ける大教室に外部生は自分を含めて1人、2人しかいません。

研究室でも半分は推薦で彼ら(内部生)と枠を競い合うので、外部生は不利になります。

外部推薦の面接は筆記試験がないので、
どんな研究を「したいか」ではなく「するか」具体的に聞かれます。
また、筆記試験に同等なこと(法則や現象の説明)が聞かれます。

推薦試験者の面接
  • 志望動機
  • 博士課程の進学意志
  • 研究内容(詳細な内容)
  • この法則について教えて

例えば、半導体や超電導などの研究がしたい(している)から大学院を変えることはおかしな話です。
多くの理系は、学部生の1年、修士の2年ー合計3年間は同じテーマ、ジャンルを研究します。

大学院を変えると、学部生1年間の研究は白紙になります。
一方で似ているジャンルであれば、わざわざ大学院を変える理由を問われます。
「それって、自分の大学でもできることだよね?」
返す糸口がなければ、一発アウトです。

このように、外部生の推薦面接はかなり難しいです。

まとめ

外部生向けの推薦枠は少なく、競争が激しいためGPAが高くない場合は不利です。
筆記試験の方が受け入れ枠が広く、チャンスが増えます。
具体的には、推薦枠では3.4~3.5以上のGPAとTOEICスコアが求められます。

推薦枠の場合、第1志望の研究室しか選べず、もし不合格になると他の選択肢がなくなります。
一方、筆記試験では複数の研究室を希望できるため、チャンスが広がります。

推薦面接は研究内容や具体的な法則の説明など、かなり厳しい質問がされるため、
外部生には難易度が高いです。
筆記試験者の面接は顔合わせ程度で、負担が少ないです。

結論として、外部生にとって推薦枠よりも筆記試験を選ぶ方が合格の可能性が高いです。

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