外部受験で旧帝の大学院に合格しました。
私の進学先は、旧帝(東大・京大以外の旧帝大)の電気電子情報学科です。
本記事では、私が、どのようにして外部大学院に合格したのかを紹介します。
理系や工学部でしか通用しないことになるかもしれないかもしれませんが、ご参考下さい。
- 大学院に興味がある。
- 外部から大学院に進学したい。
- 勉強スケジュールを知りたい。
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投稿者のプロフィール
初めに私の周辺情報を公開します。
自慢できるものではないですが、
今後受験する皆さんが、自分も挑戦できると思ってもらうために意を決して書きます。
なぜ、外部大学院を決めた?
大学院の外部受験を考えていない人は、この動画に辿りつくことはないでしょうが、
モチベーションになるために記載します。
学部卒業後、理系は就職、内部、外部大学院の3つの選択肢があります。
自分が外部院試を決める前は、学部卒で就職しようと考えていました。
自分の中で、もう2年間も学生やると、お金がかかってしまう。
学費が給料の割に合っているのか?
このように、院進するメリットが思い浮かばなかったです。
したがって、資格をとって就活を有利に進めようと考えて、
電験3種を取るために授業中に内職していました。
テスト期間中も電験をやっていたので、GPAがかなり下がりました。
外部で推薦で行こうと思う人はGPAが必要です。
最低でも3.0、理想は3.4~3.6以上は獲得してください。
資格を持っているのに、自分が院進を決めた理由は、
教授との面談や3年冬の進路説明会で就職か進学か選択するタイミングで、
邪な考えだと非難されそうですが、旧帝生でも研究第一という考えの人は少ないです。
こんなことを考えているときに、
自分が興味がある分野は、自分の大学で研究していなかったので、
外部で研究室を見つけて外部進学を決めました。
大学院受験の基本情報
大学院は落とすための試験ではないです。
しかし、定員(研究室受け入れ人数)を超過していると容赦なく落とされてしまいます。
院試は情報戦というほど情報集めが重要です。
本記事は、皆さんが気になる疑問の概要をまとめます。
大学院の併願校数は?
内部進学の場合は1校だけ受けますが、外部生の場合は、
自分の大学と本命1~2校。合計2~3校。
個人的には、3校も対策しきれない気がします。
旧帝・東工大を除いて、
自大学院は倍率1倍なので、落とすということは少ないです。
自大学院は、前日に過去問を見ただけで受かった。
それができるぐらいだが、真似することは厳禁。
併願校数が多いと受験料3万円がかかるので、外部生は2校がおすすめです。
何点取れば合格?
これは、正解はありません。
点数開示しない大学院が多いので、自信をもって言うことはできません。
研究室訪問した先輩は、大学試験と同様に6割と言いました。
現在の指導教授は、5割と言いました。
院試発信している人は7割という人もいます。
以上をまとめて私の意見は、筆記試験は6割取りたい。
5割がボーダーで受かるけど、希望の研究室に行けないかも?
人気な研究室(ノーベル賞(&その候補)、大手就職)や東大、京大は、
倍率が高いので7割目標という感じです。
TOEICは何点取ればいい?
TOEIC(TOEFL)など英語試験は、外部生の合格体験記を読むと、
700点・800点取っている人が多いです。
しかし、600点でも旧帝は受かります。
化学系で600点で受かったという話をきいたことがありますが、+50~+100ないと厳しいです。(TOEIC750点ぐらい)
個人的にも、機械や化学系は英語に力を入れているイメージがあります。
院試は専門科目よりもTOEICの方が話題になりやすいですが、
英語の試験はあまり気にしなくていいです。
英語の配点は100点としているところが多く、満点990点を比例分配して考えると、
600点で60.6点。700点で、70.7点です。
差は、10.1点ですが、この10点は計算ミス1つで挽回できてしまいます。
さらに、850点を満点換算としている大学院であれば差はより小さくなります。
要するに、TOEICを100点あげるために筆記試験を放置すると落ちやすくなるということです。
自分と同じ650点の先輩は面接のときに「英語低いね~」と圧をかけられたらしいです。
しかし、自分は英語に関して何も指摘されなかったので、
内部生・外部生で対応が異なるか、筆記試験の出来具合が影響しているかもしれません。
研究室訪問でTOEIC700点なければ落ちると脅されると聞きますが、600点でも巻き返せます。
注意しないといけないのは、TOEICの有効スコアは2年前から5月実施分の試験までと条件があります。早めに600点を超えることが賢明です。
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就活ではガクチカ(学生生活で力を入れたこと)が重要です。
これらガクチカでも評価はされますが、
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大学入試と大学院入試の違い
大学入試は、倍率が高くて基準が厳しいです。
また、各大学で傾向はあるものの出題内容は全く違います。
しかし、参考書が豊富で教科書読めば理解もできます。
大学院入試は、大学入試の全て逆だと考えてください。
倍率が低く、問題が似ています。問題を使いまわすこともあります。
しかし、参考書がなく、教科書は幅広く理解し難い内容も多いです。
授業でも教科書を全てやることは無いです。
このことから大学院入試は、過去問から始めると効率的に勉強できます。
過去問入手方法
過去問はどのように手にいれるか?
いずれも5年ぐらいしかないです。
自分が受けた試験は、20年前に1度だけ出た類題や去年の類題など出題されたので、
過去問は15年~20年までさかのぼったので、落ち着いて解答できました。
過去問を手に入れる正攻法は、研究室に訪問することです。
研究室には、発足から去年までの過去問を学生間で保有しているので、
進学したい意志を強く訴えて、過去問を流失させないことを約束し、
何とかして過去問をもらってください。
過去問は、解答がありません。
研究室によっては、解答を共有している場合があるので、もらえると安心して勉強ができます。
ただし、間違えていることがあり解答を写経して、分かった気になる危険があります。
勉強計画
何点取ればいいか分かったので、逆算して勉強計画を考えます。
何度も言うように大学院の試験は落とす試験ではなく、研究する知識があるかを問う試験です。
大学試験よりも過去の傾向色が強く、大学の定期テストとほぼ同じです。
過去問中心に勉強し、過去問で分からない問題を教科書で補填する。
これが効率的な勉強方法です。
大学受験では、教科書読めば分かることでも、
大学の教科書を読んでも分からないことが多いので、教科書中心の勉強はNGです。
大学院試験は、いつから勉強を始める
内部生は、GWごろから意識し始める人が多いらしいですが、
外部生はいつから始めるべきか?
前提として、多くの大学院試験は「基礎」・「専門」の大問3つを解答します。
20年の大問6つ分、計120問。2周して、解けなかった問題を追加1周したいので、
240問以上あります。
さらに、本番で解かない問題も勉強すると勉強する大問数はそれ以上になります。
1日1題では240日となるので、8か月以上かかってしまいます。
さらに2周目に入るときには、8か月前の問題を覚えているはずがないです。
おすすめは、1周目は解答づくりで、基礎・専門の1題ずつを60日かけて解答づくりをします。
このとき、同時にTOEICの勉強をします。
2周目は、本番想定で1年分を20日かけて解いて、自作した模範解答と照合します。
3周目に入る前に、分からない問題や過去問に出てこない分野を
教科書・問題集で1か月かけて勉強します。
3周目は、分からない問題をできるようにします(見積もり10日)。
このとき、どうしても分からない問題は、別ノートでまとめると効率的に理解できます。
このことから、
筆記試験にかかる時間は、4か月かかります。
8月に試験があるので、遅くても試験勉強は4月から始めます。
しかし、TOEICの勉強、研究室のコアタイム、バイトなど予定が計画通りに進むことはないので、
それよりも前に勉強を始める必要がありそうです。
今からできること
4月から勉強すれば、間に合うと言いましたが、かなり過密なスケジュールです。
過密スケジュールを避けるために今から勉強や行動できることは終わらせておくべきです。
TOEICの勉強
まずは、TOEICを片付けることを薦めます。
600点取れば受かると言いましたが、700点持っていると安心です。
600点、700点を既に持っている場合は、現在から+100点取ることを目標に勉強をして下さい。
自分の大学の講義資料で勉強
自分の大学の講義資料や課題を使って勉強して下さい。
先ほど過去問をやってから教科書を使うと言いましたが、
固有値の計算?対角化?微分方程式?
そのような状態では、過去問から入ることは不可能です。
したがって、自分が大学で単位を取るために使っていた道具を使って、基礎固めをします。
出題される範囲は、昨年の募集要項やブロガーなどが発信しているので確認できます。
研究室訪問
自分が研究室訪問したのは3年の3月。春休み期間で行きました。
実験・授業があるので、休みの期間で行くことがおすすめです。
2月は大学試験や卒論があるので、避ける方が親切です。
教授側から断れてしまいます。
まとめ
4月に研究室に所属しますが、配属先の研究室が転出NGやコアタイム厳しい場合があります。
どこの研究室が外部大学院に寛容なのかは、
授業のスタイルや同期や先輩からの噂で確認する必要があります。
4月にTOEICが取れていない場合は、集中的にTOEICを勉強します。
5月からは、TOEICと筆記試験を1:1程度で勉強します。
6月以降は、筆記のみに集中して勉強を進めます。
ConoHaは学割も使える