ゆっくりムービーメーカー4(以下、ymm4とします。)で、立ち絵の瞬きや口パクをする。
Youtube・ニコニコ動画をはじめ、ymm4を使って、VOICEROID(以下、ボイロとします。)やVOICEVOX(以下、ボイボとします。)による解説動画やゲーム実況が流行しています。
顔出し・声出しをしなくてもよく、動画投稿のハードルが低いので、
誰でも気軽に動画投稿者になれます。
しかし、このハードルの低さが競争率の高さを生み出しています。
したがって、他の投稿者の作品に埋もれてしまい、再生回数が伸びなくなっています。
YouTubeで検索されたときに上位表示させるには、動画の本数が重要です。
しかし、本数を増やすために質の悪い動画を作ると、
チャンネル登録者は多いのに、全く再生されていないこともあり得ます。
さらに、動画の再生回数は増えたとしても、
投稿するネタが無くなるとチャンネルの更新が止まることもあります。
実際に、1年間だけ活動していて更新が停止しているチャンネルが数多いです。
合成音声による動画投稿で周りと差をつけるためには、動画本数を増やすことも重要ですが、
動画の質を重視する必要があります。
いくら毎日動画をアップロードしても、立ち絵が口パクや瞬きを何もせず、ボイスのイントネーションが不自然な動画だと、その違和感から視聴者は離れてしまう可能性があります。
本記事では、量ではなく、質に注目した動画作成として、立ち絵の口パクと瞬きについて紹介します。
psdファイル
台本にCSVファイルを使えば、ymm4で読み込むことができます。
さらにymm4では、立ち絵にpsdファイルを使用することができます。
参考:「PSDファイルを立ち絵として利用する」
PSD(Photoshop Document)ファイルとは、Adobe Photoshopのネイティブファイル形式であり、画像データを保存し、編集するための拡張子です。
PSDには、高さと幅で最大30,000ピクセルがサポートされるため、広範囲にわたる、画像の深みと色の広がりを備えたファイルを作成できます。複数のレイヤー、画像、およびオブジェクトを、多くの場合は高解像度で保存できます。
また、IllustratorやPremiere Proなどの他のアドビ製品だけではなく、前述したように「ymm4」で使用できます。
そのほかにも、画像編集ソフトの「gimp」やイラスト制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT EX (クリスタ)」でも使用が可能で互換性が高いです。
自分で書いた絵で作れば、オリジナリティーのある動画が作れます。
参考:「PSDファイルについて | Adobe」
立ち絵の用意
立ち絵の素材は、有志の方によりニコニコ静画、ニコニ・コモンズで配布をしてくださっています。
しかし、立ち絵素材は彼らの著作物なので、利用規約に反する使い方はNGです。
例えば、ニコニコ静画で「VOICEVOXフリー立ち絵リンク」とタグ検索すると、
多くの動画で使用させている立ち絵が見たことがあるかと思います。
このタグが紐づけられている作品は、無償で商用利用が可能(すべての作品に該当することではないので、必ず各々の利用規約の範囲で使用すること)
フリーとタグにはあるが、もちろん著作権は放棄されていない。また、フリーでないにも関わらず、第三者がつけている可能性もあるので必ず製作者の定めた利用許諾条件を確認してからの使用することがマナーである。
VOICEVOXフリー立ち絵リンク
もし、当該タグと食い違う作品を見かけた時にはタグを削除をしたほうが良い。
ずんだもんの立ち絵を導入(登録)
本記事では、ずんだもんの立ち絵を使用して口パク・瞬きを紹介します。
※坂本アヒル さんの立ち絵を利用させていただいています。
用意したpsdファイルの立ち絵をymm4に導入していきます。
立ち絵のダウンロード後、素材を解凍してください。
立ち絵を開く(本記事では、GIMPで開いています)と、素材と各々のパーツが表示されていて、目のマークは表示、何もなければ非表示になっています。
チェックを入れると、素材に表示されます。
このようにpsdファイルは、それぞれの部品を入れ替えることができるので、わざわざ画像として用意する必要がなく、喜怒哀楽の表現ができます。
ymm4を開いたら、「ファイル」>「キャラの編集」を選択してください。
表示されたウィンドウのずんだもんを選んでください。
項目がなければ、自分で作成してください。
カスタムボイスの監視ファイルに使用する立ち絵素材を登録してください。
登録後、下にスクロールして立ち絵のファイルにpsdファイルを登録してください。
レイヤーに立ち絵アイテムを追加すると、編集画面に表示されます。
こちらの設定するウィンドウでチェックマークを入れると表示。外すと非表示に変更します。
オリキャラで動画収益を増やそう!
ゆっくり・ずんだもんの立ち絵などのフリー素材は多くのチャンネルで使用されます。
動画広告を得ることは良くても、絵の商用利用はNGです。
オリジナルキャラの動画は、案件やオリジナル商品、メンバーシップなど
大きく収益につなげることができます。
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プロに依頼できて、価格も良心的です。
ずんだもんの口パク・まばたき設定
登録したpsdファイルを編集して、ずんだもんの立ち絵を口パク・まばたきの設定をします。
他のキャラクターでも同じように操作してください。
ツールから「psd立ち絵素材マネ―ジャー」を起動します。
ファイルから編集したい立ち絵を選択してください。
Voicevoxとymm4は連携させることができます。
また、連携と一緒に口パクも登録できます。
目の設定
目の場合は、瞳と白目(目の枠)の二つを選択して、追加で目が閉じているものにしてください。
詳細設定で、「まばたき」を選択して、開始と間隔はこだわりがなければ0にして自動にしてください。
サイドのウィンドウにレ点が付いていれば、設定完了です。
口の設定
口パクの場合も瞬きと同様に、開いているものを選択して、閉じているものを追加してください。
詳細設定で、「まばたき」を選択してください。瞬きとは異なり、発言しているときに変化を加えるには、口パクにしてください。
同様にレ点が付いていれば、設定完了です。
実演
口パクと瞬きの設定が完了したので、動きを確認します。
レイヤーに立ち絵を設置します。このときの時間は、瞬きの間隔以上にしてください。
初めにまばたきです。
次に、口パクです。
まとめ
本記事では、まばたきと口パクについて紹介してきました。
視聴回数を伸ばすためには、動画の質を落として動画の量を増やすべきですが、あまりにも低クオリティーだといつか停滞してしまいます。
まばたきと口パクは、psdファイルを使って一度設定すれば再度設定する必要はないです。
ただし、psdファイルの立ち絵を使用するときは、各々の素材の利用規約をしっかりと確認して使用するようにして下さい。