【院試】大学院は落ちない?不合格確率の考察と落ちた後の行動

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私が外部大学院の受験勉強中、常に落ちるのではないかと不安でした。

TOEICの点数も旧帝院に挑戦するほど高くない
周りは、700点後半、800点を取っている中で自分は650点。

さらに、専門科目も毎回計算ミスや最後まで解き切ることができないので、
不安が膨れ上がるばかりでした。

しかし、そんな私でも旧帝に合格することができました。

本記事では、データを用いて本当に大学院に落ちないかを考察し、
不合格確率を考えていきます。

また、もし落ちてしまった場合は、どのようにすればよいか紹介します。

大学院受験の基本情報をまとめています。
本記事を読むと以下の実行ができます
  • 大学院に合格できるか不安な人
  • 大学院の不合格になる割合を知りたい
  • 落ちた後にどのようにすればよいか知りたい
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大学院試験の特徴

知っている人も多いかもしれませんが、
大学院は大学のような落とすための試験ではないです。

大学院受験(院試)を控えているのに、いつも通りバイトを入れていて、
1か月前にようやくバイトを減らすだけの内部生は多いです。

中には外部生でもバイトを継続する人がいます。
たしかに、外部院試はホテル代や交通費などかかるので、
バイトをやめるのは難しいです。

いずれにしても大学院試験は受験というよりも、定期テストみたい扱われています。

特に内部生は、大学院試験に対して熱量はなく、
バイトや研究に大忙しです。

併願校(自大学院)に落ちかけた話

自分は、本命の旧帝院と併願校として自分の大学院の2つを受験していました。

自分の大学では、事前点(TOEICなど)が全体の4割持っていました。
過去問を見たところ、定期テストレベルでむしろ易しいと感じるほどでした。
加えて、4月の研究室配属で上位成績者でした。

地方国立レベル、東大京大を除く地方旧帝でも倍率は1倍。

著者の体験談
著者の体験談

自分が受けた年は同じ専攻で3人落ち。
年々倍率が上がっている。(ロンダ多め)


院試は、5割は最低ライン(第2,第3希望になるかも)
6割は平均、7割は人気研究室、東大・京大など。

上記のように、大学受験よりも楽です。
※院試が6割なのに落ちたという話もあります。

本命校のみ勉強をしていたので、教授から「うちの大学は余裕?」と聞かれるほどでした。
自分、友達、指導教員、そして家族も自分の大学は1位通過するだろうと思っていました。

しかし、過去問で見たことがなく、勉強していなかった問題が出てきてしまい、
何も手が出ませんでした。

結果、併願校の筆記試験で3割を取ってしまったものの合計55%で合格しました。
本来は、1位通過する予定でしたが、実際は下位5位に終わりました。

倍率が1倍前後だったおかげで、試験の結果が悲惨でも合格できてしまいます。

旧帝院、東工大院は落ちやすいのか?

筆記試験3割と大失敗してしまっても受かるのが、大学院です。
では、どうすれば大学院は落ちるのか?

筆者
筆者

自分が合格できた大きな理由が、倍率が低かったからです。

旧帝大、東工大の合格発表を検索すると、
受験番号が連続して合格者一覧にいますが、途中で何人か落ちています
不合格者数は、定員を超えた人数に相当します。

この落ちてしまった人のほとんどは外部生だと考えられますが、
全てが外部生とは限りません。

院試は、筆記試験の点数で上から取っていきます。
したがって、試験に落ちることは内部生でも起こり得ます。

また、筆記試験には閾値があります。
どれだけ定員割れしていても、点数が低ければ落ちます。

内部生は学力に加えて、試験作問者の授業や講義資料、研究室の勉強仲間、先輩とのつながり。
何事においても有利になることはないので、外部生が内部生よりも高い点数を取るのは難しいです。

したがって外部生は、内部生の学部卒や他大学に転出した人の枠を取り合うという見方がされます。

また、旧帝大は、9割が院進します。
しかもこの値は入学者が9割であって、落ちた人は含まれていないではないかと思います。

さらに、旧帝の転出は年に1人いるかいないかというレベルなので、
100人の学科だと、空き10枠以下。5枠や最低0枠の椅子を外部生同士で取り合うことになりそうです。

この考えが正しいのかデータに基づいて、考察していきます。

「大学基本情報」で考察

外部生は院試に合格するのが難しいのか。正確に考察するためにはデータが必要です。
独立行政法人大学改革支援・学位授与機構(文部科学省所管の独立行政法人)が発行する、
大学基本情報」は、大学が提出したデータをまとめているので、信憑性は保証されています。

筆者
筆者

旧帝工と一部国立大学の内部生・外部生の志願者・入学者数を抽出しました。
電気電子情報系の中から1つ選びました。

計算方法・情報
  • (不合格・辞退者)=(志願者)-(入学者)
  • (合格率)=(志願者)÷(入学者)
  • 旧帝工(アルファベット&緑塗りつぶし)/国立大(数字)
  • 赤字、不合格者が少ない。
  • データ1
  • データ2

母数が異なるため内部生と外部生を比べることは困難ですが、
合格率だけに注目すると、他大学生が外部院試を成功させることは確かに難しいです。

しかし、人数で見ると内部生の方が落ちています
注目点は、外部生よりも内部生の方が落ちている人が目立ちます。

これは内部生有利という大学院受験界隈に大きな衝撃を与えたと思います。

確かに講義資料や仲間など内部生は有利ですが、
5月ぐらいのGW(ゴールデンウィーク)から始める内部生に対して、

外部生は、1年前~半年前から勉強を始めます。
バイトもやめて、研究以外は対策に時間を充てます。
指導教員に外部大学院を伝えると、コアタイムを緩和してくれることもあります。
コアタイムが何も変わなくても目を盗んで勉強します。

内部生よりも圧倒的に試験対策に時間を割いていて、
外部生は早くから大学院へ意識を持っているので、TOEICも高い点数を取っている人もいるでしょう。

以上をまとめると、旧帝大でも外部生は意外と少ない
さらに、内部生のよりも外部生の良い成績を取ることがある。

不合格の確率を下げるために大事なのは、過去問や教科書で分からない問題をなくして、
本番取れる問題は落とさないように勉強することです。

推薦入試(口述試験) 落ちる?

ほぼすべての大学では、
筆記試験を実施しない推薦入試があります。

個人的には口述試験は旧帝大・東工大と地方国立では実施する意味が変わります

まず、地方国立の自大学は推薦で落ちた人に会ったことはありません。
落とす理由がないためです。

一方で、旧帝大・東工大は、研究が進んでいないと内部生でも落ちます。
特に、外部生は落とす気満々で圧をかけてきます。

圧迫面接をさせることは仕方ありません。
研究でさらに厳しいことが多いです。

教授たちに足をすくわれないようにしっかりと対策し、
GPAも他大の人と争わないといけません

したがって、個人的には外部生が推薦入試を受けるのはやめておくべきです。

外部生は筆記試験を受けるべき理由を紹介しています。

ただし、研究とGPAが戦える場合は、
是非とも挑戦してください。

大学院に落ちたら?

定員が絶対なので、頑張っても落ちてしまうことはあります。

外部生であれば、自分の大学(併願校)に進むことができますが、
内部生は1校しか受けないことが多いです。

もしも落ちてしまった場合、どうするか述べていきます。

就活

これが王道な選択肢です。
院試に落ちた原因は、正直勉強をさぼったことにあるでしょう。

研究は勉強をし続けないといけないですので、きっぱりと研究者としての道を諦めることも手です。

たしかに、周りの就活生よりも遅れていますが、
他業種にも目を向ければ、どこにも就職できないというわけではありません。

まずは、四季報を読んでみるべきです。
自分の大学名が書いてあれば、挑戦してみる価値ありです。

OB訪問してみると良いでしょう。

周りが内定出ていてメンタルをやられるでしょうが、
就活を真剣に取り組んでみてください。意外と大手に行けることもあります。

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就活ではガクチカ(学生生活で力を入れたこと)が重要です。

一般的なガクチカ
  • バイト
  • サークル活動
  • 勉強
  • 研究(大学院生)

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二次募集を探す

二次募集をしている研究室を探し、受験をすることです。
旧帝や東工大など人気の大学院は枠が埋まっている可能性が高いですが、
地方の大学では枠が残っている可能性があります。

教授にメールして聞いてみると、受験できるかもしれません。

研究室訪問時のメールの送り方を紹介しています。

院浪人

選択肢の1つになりますが、あまりおすすめしません。
浪人は1年を無駄にすることになります。

大学によって就職先が変わることはありますが、
大学院は関係なく大手に行けます。

さらに、浪人しても次の学部生が研究室配属を受けて、
彼らが大学院生になります。

要するにあなたの枠がないので、落ちる可能性が高いです。

まとめ

院試では、内部生有利と言われています。
確かに内部生は、講義資料や仲間など持っていますが、
5月ぐらいのGWから始める彼らに対して、

外部生は、1年前~半年前から勉強を始めます。
バイトもやってなくて、研究時間も院試のために合わせてもらっています。

外部生は内部生よりも試験対策をしていて、内部生よりも良い成績を取ることもあります。

不合格の確率を下げるために大事なのは、過去問や教科書で分からない問題をなくして、
本番取れる問題は落とさないように勉強することです。

もしも、大学院に落ちた場合は、就職することがおすすめです。

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